近頃の氏の傾向としては、西洋の宗教画家や東洋の高僧の遺墨などを当然
愛好します。
だから大方の
愛好者で、恋人同志どちらも推理小説の大ファンというような方は、さっそく、試みられて然るべし。
探偵小説の
愛好者としての立場から、終戦後の二、三の推理小説に就て、感想を述べてみよう。
タウトはある日、竹田の
愛好家というさる日本の富豪の招待を受けた。
それは兎も角も、昔の希臘では上流人は特に香料を
愛好し、毎日香油を身体にぬる風習があり、従つて希臘全盛時代に於ける香料の消費額は莫大なものであつた。
出版当時十ポンドであつたものが、今日では三十ポンド内外の市価を唱へられてゐるのは、「一千一夜物語」
愛好者の為に聊か気の毒である。
地方の文芸
愛好家は、かう云ふ偽者の毒手にかからないやうに注意して貰ひたいと思つてゐる。
私ども兄弟がそろってこういう方面に向かったことを考えると、母が文芸に一つの
愛好心をもっていたことが影響しているだろうと思う。
文學をめでゝ愛で痴れて、而も其
愛好者の一生が、何の變化も受けなかつたものとすれば、その文學がよほど、質の違つたものだつたと考へてよい。
しかし自分がこれらのものを
愛好するゆえんはけっして単にそれが過去に属するからのみではない。