序ながら附け加へておくが、此間「ジヤンクリストフ」を出して読んで見たが、昔ほど
感興が乗らなかつた。
その石に富んで居る此島は、私の
感興を惹くに足るものでなくてはならない筈であります。
兎も角も、人物画といふものは、描く人にとつても、またその画を観る人にとつても、ともに最も深い芸術的
感興の対象であり得るといふ事は大体に於て云ひ得る。
そうして自己独得の芸術的
感興を表現することに全精力を傾倒するところの人だ。
集中五章、
感興の来由するところ相邇きをたづねて仮にわかてるのみ。
されば静に象徴詩を味ふ者は、自己の
感興に応じて、詩人も未だ説き及ぼさざる言語道断の妙趣を翫賞し得可し。
なんのかわったところもないこの原のながめが、どうして私の
感興を引いたかはしらないが、私にはこの高原の、ことに薄曇りのした静寂がなんとなくうれしかった。
しかし其の器物の生れた時代を知ることが出來たならば、其の
感興は更に深められやうし、鑑賞點は更に高められるであらう。