抜け出し の例文

抜け出し の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「抜け出し」の書籍での例文

彼はその箱をハンカチーフと一緒に押し込んで置いて、ついそのままに忘れていると、蟹は箱の中からどうしてか抜け出して、おそらく縁伝いに隣りへ這い込んだのであろう。
それは、関の長者の妹娘が、はした女一人を供に、親の家を抜け出して来たのであつた。
美しい姉さんは、いつの間にか羽子板を抜け出して枕元に座って、頬ペタの大きく凹んだ処を押えてシクシク泣いています。
なぜ月は、あのように薄気味のわるい青い光を出すのだろう、どう考えたって、あれは墓場から抜け出して来たような色だ。
僕は「泣いたって駄目だよ」と涙を叱りつけながら、そっと寝床を抜け出して本棚の所に行って上から下までよく見ましたけれども、帽子らしいものは見えません。
それが髪をまん中から割って、忘れな草の簪をさして、白いエプロンをかけて、自働ピアノの前に立っている所は、とんと竹久夢二君の画中の人物が抜け出したようだ。
ある夜、主人はヴァイオリン弾きの老爺が、突然無断で邸内から抜け出し、何処とも知らず、逃げ失せたのを知りました。
ジガ蜂は引つかかつたなと思ふと、ぶるんと激しく足ぶるひして次の瞬間にはもう器用に抜け出して、そんなことがあつたともいはぬやうな顔で高い夏空さして飛んで行つた。
しかし私はできればそういうところから早く抜け出したいと思つていたし、また彼の才気といえども決して天啓のごとく人の心を照すような深いものではなかつた。
ぜひなく墓掃除をすましたあとで、二三日の暇を見て抜け出して行くのであった。

「抜け出し」のオンラインでの例文

等身大に描かれたサラ・ベルナールはまるで舞台から抜け出してきたよう。
一方、主人公のネオは、マトリックスを抜け出した人々が作ったザイオンという社会を守るためにマトリックスを支配している機械との闘いに挑むというのが話の構図です。
競り合いや裏への抜け出しは多くの試合で通用していた。
キャスト発表の時点で合いそうだなとは思っていたのだが、漫画から抜け出してきたかのようなお姿にびっくりした。
わざと早めに宿を抜け出して、この街を見てみたいという好奇心もあった。
不謹慎にも仕事脳から抜け出して、在ありとし存在するものすべてに優しくなった。
皆に挨拶をして非現実的な現実から抜け出し、尊とまた別の非現実に帰る。
吉田町は10区田中毬愛(大阪学院大)が区間賞の走りで混戦を抜け出し、11区福世翔哉(島田高)がリードを広げて逃げ切った。
「これはマズい」事態を把握すると、私はすぐさま銀行を抜け出し、とある場所を目指した。
何でやりたかったかといえば、僕は現状の環境から抜け出したかったのだと思います。

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