「抽象」の例文

「抽象」の書籍での例文

小説に於ては、作家の思想は決して抽象的な思想の形式に於て語られるものとは限らない。

フロオべエル雑感

坂口安吾

ものは、極抽象的で、姿は考へないのが普通であつた。

鬼の話

折口信夫

いゝ事ばかりを抽象して来て、論じたのでは、結局嘘に帰して了ふ。

神道に現れた民族論理

折口信夫

たまは抽象的なもので、時あつて姿を現すものと考へたのが、古い信仰の様である。

霊魂の話

折口信夫

まして、あの抽象的な文字の羅列にそれほどおどかされてゐるものではない。

仮面座の宣言

岸田国士

夫人は更に云ふ——「文学者又は芸術家の顔の中には、何かしら、一種抽象的な存在——それは常にいくらか女性的な——が伴つてゐるものである。

或る批評

岸田国士

自分の興味からさやうに或る方面を抽象するのは随意である。

善くならうとする祈り

倉田百三

マインレンデルは抽象的な言葉に巧みに死に向ふ道程を描いてゐるのに違ひない。

或旧友へ送る手記

芥川竜之介

抽象的にした譯は、凡そ追撃撲滅等の場面は人心を刺激する恐れがあり、此所でも類似の恐れを避けようとしたためである。

天津教古文書の批判

狩野亨吉

かれ等の謂ふ『精神』といふのは、極めて抽象的な、肉體からふらふらと拔出でて佛壇あたりを迷つてゐる魂魄みたやうなもので、僕らには何の役にも立たぬ筈である。

釈迢空に与ふ

斎藤茂吉

「抽象」のオンラインでの例文

西洋文明には　　抽象化し理想化した世界で考えると言う、強い武器があります。

鈴木

移ろうバイオリズムのイメージを抽象的なイラストで表現しました。

ハタケヤマモエ

抽象的な結論を求めていく活動で、決まった正解がなく、答えは自分の中にしかないからです。

藤本正雄（ふじもと　まさお）

4　春を待つ裸木　パク・スグンが活動していた時期には、わが国で抽象美術が流行していました。

Kim Mina

これを抽象化すると「有酸素運動をしながら頭を働かせる」ということになる。

Kamiya Kanta

そうやってビジョンを書くわけですが、それだけだと抽象的になり過ぎてしまっていまいち刺さらなかったりします。

竹村俊助／編集者

訳の分からない抽象的な思想の論文を読むという苦痛は全くない。

原　正樹

アセンブリ言語も良いですが、理論計算のアルゴリズムには十分な抽象度を提供できません。

ちあき

看護師はわたしのためにふんわりした説明をするのだと思っていたから母にも抽象的な説明をしていて驚いた。

醜悪

2. GitHubってそもそも何？　少し抽象度の高い表現になってしまいますが、GitHubはGitを利用して開発者を支援するWebのプラットフォームです。

ポテンシャライト

抽象の例文

「抽象」の書籍での例文

「抽象」のオンラインでの例文

「抽象」の他の表現

抽象 の例文

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