分らない者から見ますれば、金で茶碗を
拵えましたところが、抹茶を飲む位の大きさの茶碗ならば数千円位で出来るだろうと思います。
大工道具はすっかり揃っていて、棚を釣る、ひさしを
拵えるくらいのことは、人手を借らずにズンズンやっていた。
次から次へ、だあだあと出る水をもって、大調子な構えでもって
拵える。
こそぎ取った肉が三とすれば味噌七ぐらいの割合でいっしょにしたものを、擂鉢でよくすり、裏漉しせずに通常の味噌汁を
拵えると同じ方法でこれを
拵える。
唯民國十五年、今から三四年前の千九百二十六年に程樹徳といふ人が『九朝律考』と云ふ本を
拵えました。
と云うので、別に奉公人が有りませんから、奥様が台所で
拵えるのでございます。
あの気転だから、話をしながら茶を
拵える、用をやりながらも遠くから話しかける。
飜訳などをするものが、勝手に粗末な熟語を
拵えるのは読むに堪えぬ。