かう読め、ああ読めと、一々
指図のできるものではないのだ。
沖仲士の女親分もやりたいさうで、荷役の
指図は自信があるのだと云つてゐた。
——間もなく助役の
指図で機関車は臨時に交換され、D50・444号は二人の乗務員と共に機関庫へ入院させられました。
そして手で
指図して私をちやうどその人の真向うの椅子に掛けさせて、また楽器を奏で続けます。
私の衣類の柄の見立てなども父がしたようであったし、肩揚げや腰揚げのことまでも父が自分で
指図して母に針をとらせたようであった。
それに対して、江戸の奉行所から返事をやるのを『御
指図書』といいます。
寺社方の
指図で、忌でも取り外さなければならない小判ではあるが、さてそれが紛失したとなっては大問題で、係りの者一同も顔の色を変えて騒ぎ出しました。
奉公人への
指図はもちろん、旅客の応待から船頭、物売りのほかに、あらくれの駕籠かきを相手の気苦労もあった。
特更あれは支那流というのですか病人流というのですか知りませんが、紳士淑女となると何事も自分では仕無いで、アゴ
指図を極め込んで甚だ尊大に構えるのが当世ですネ。