掘り出したものは何度も何度も洗ったり泥を吐かせたりしなければならぬ。
此石經は遠からぬ昔に土中から
掘り出したものであるが、後に間もなく碎けて仕舞つた。
よしは黒奴の小娘のように、すっかり土にまみれながら、父親が土の中から
掘り出した木の根を、一本ずつ運んで行って、冬籠りの薪を蒐める役を、自ら引き受けていた。
それを
掘り出して、すでに廿年かれこれの昔とはなつたが、ある人から私にうつしを寄託されたものがある。
(その又瓢箪舟の中心になつたのはやはり彼の「
掘り出して来た」遊行柳の根つこだつた。
が、こちらは元来怪しげな書画を
掘り出して来る事を以て、無名の天才に敬意を払ふ所以だと心得てゐるんだから、「僕は果亭だから懸けて置くのぢやない。
一人の曲者が、前の日にそこへ埋葬された妙齢の婦人の死体を
掘り出して、今しもそれを墓穴から引ッぱり出そうとしているのだった。
掘り出しかたが非常に早く、前脚で掻くと後脚で蹶る。