掻ききる の例文

掻ききる の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→掻く

「掻ききる」の書籍での例文

痩せ男はこの着物の中に、傲慢不遜なあぐらを掻くと、恬然と煙草をふかし始めた。
御存じでもあろうが、あれは爪先で刺々を軽く圧えて、柄を手許へ引いて掻く
と、さすがの三角定木も、こうなると頭を掻くより他わありません。
此の軽いものを戦がすほどの風もない、夏の日盛の物静けさ、其の癖、こんな時は譬ひ耳を押つけて聞いても、金魚の鰭の、水を掻く音さへせぬのである。
次には櫛なり、差櫛、梳櫛、洗櫛、中櫛、鬢掻、毛筋棒いづれも其一を掻くべからず。
しばらく見ていると、その青蛙はきまったように後足を変なふうに曲げて、背中を掻く模ねをした。
私の脛へひやりととまったり、両脚を挙げて腋の下を掻くような模ねをしたり手を摩りあわせたり、かと思うと弱よわしく飛び立っては絡み合ったりするのである。
鼠が壺をバリバリ引つ掻くとか、自身で火掻棒につまづくとかすると——さあ大変だ! 魂は踵のなかへ飛びこんでしまふのぢや。
掘り出しかたが非常に早く、前脚で掻くと後脚で蹶る。
客が何と云はうが、彼と云はうが、如何ばかりの黄金をふりまかうが、舟を出すべからざる時には、出し申さずと、子供扱ひにせられて、覺えず頭を掻く

「掻ききる」のオンラインでの例文

ラーメン干すこの出羽の雪掻くために霞山旅「出羽国」は今の秋田県、山形県。
トリメは口づけを落とされた瞼を何度か瞬かせて、右目の眼帯の上から瞼を掻くような仕草をした。

「掻ききる」の関連語句

切る剪裁伐るカット切り取る断ち切るカッティング裁断裁つ裁ち切る切断

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