その文章が
支離滅裂で意味の分らないことが多いといふ話であるが、手紙の文面の責任なんぞ私は知らないといふつもりだ。
悲愴な覚悟というものは、たとえば味覚に端を発していながらも、結局は特攻隊と同じような、
支離滅裂な亢奮と絶望に帰一するものらしい。
自分の生活が
支離滅裂だと批難をされる時でも、大望を圓心にして輪を描いて見ると、自分の生活は何時でもその輪の外に出てゐる事はなかつた。
だが、先へ進むに従つて野原がだんだん暗くなると、それにつれて、この達者な饒舌家のはなしが、ひどく
支離滅裂になつて来た。