で、山間や僻地へ行っても、多くの男女に尊
敬され、いつも丁寧にあつかわれました。
彼女は才あり徳ある婦人として、桓温からも大いに尊
敬され、しばらく其の邸内にとどまっていた。
僕の友達で人格も高く、学問の上からも尊
敬され、友人からも非常に尊
敬されていた男があったんです。
今迄の職業も経歴も告げず、この二階を私達に譲つて行つた親戚の者の、信用され又多少尊
敬されても居る蔭に身を寄せて、無為な不可解な毎日を送つて居た。
右門は
敬四郎が当面の責任者である点からいって、ほぼそうあることを予期していたものでしたから、それほど気にかけませんでしたが、腹をたてたのは伝六で——。
めんくらったのは
敬四郎で、またこれはめんくらうのが当然でしたろう。
行きずれに、なにやらあわてふためいてお組屋敷へ駆け込んでいった
敬四郎の姿をちらり右門が認めたかと思うと、まことに不思議な変わり方だった。
只自分の土地解放は決して自ら尊
敬されたり仁人を気取る為めの行動ではなく自分の良心を満足せしむる為めの已むを得ない一の出来事であつた事を諒解して欲しいと思ふ。
彼はその当時の寄席芸人に似合わず、文学絵画の素養あり、風采もよろしく、人物も温厚着実であるので、同業者間にも大師匠として尊
敬されていた。
しかし、やきものが或時代の尖端をいつたものであつて、やきものゝ技を知る人が「瓦博士」などの稱呼で尊
敬されてゐた時代のあつたことは確かである。