しかし印画に映つたのは大きい※といふ羅馬
数字だつた。
羅馬
数字も風の硝子窓のぶるぶると震うのに釣られて、波を揺って見える。
寺田が1の
数字を追い続けたのも、実はなくなった細君が一代という名であったからだ。
速度計は最高の
数字を表わし、放熱器からは、小さな雲のような湯気がスッスッと洩れては千切れ飛んだ。
その頁には、昨日の日附と夕刻の
数字とが欄外に書きこんであり、本欄の各項はそれぞれ小さい文字で埋っていた。
だが、その外貌に、それと肯く分別臭さはあっても、凡そ彼女の肉体の上には、どこにもそのように多い
数字に相応わしいところが見当らなかったのだった。
たとえば今日アメリカに於ける自動車事故による惨死者の
数字をみるがいい。
三という
数字に関したものを、思っても見ても考えても、ヘンに気持が苛立って来て、そろそろ一人でこのことを包み隠している負担に堪えられなくなって来た。
どうぞそれを、お聞きあそばして、いろはでも、
数字でも、お算えあそばしますように」
急いで書くせいか、
数字までせっせと忙しそうなかっこうをしているから、おかしい。