宣長以上の組織力を示したただ一人の国学者鈴木重胤は、結局「くるす」の誤りという仮定を
断案のように提出している。
国学の先達以来、祝詞・寿詞の用語例定義については、結論と見るべき
断案に達してゐない。
宣長以上の組織力を示した唯一人の国学者鈴木重胤は、結局「くるす」の誤りと言ふ仮定を
断案の様に提出してゐる。
彼の死因には何かの秘密がまつわっているものと、役人たちは最後の
断案をくだした。
一史家が鉄のごとき
断案を下して、「文明は保守的なり」といったのは、よく這般のいわゆる文明を冷評しつくして、ほとんど余地を残さぬ。