彼は実に多くの旧説の斉しく言うが如く、
施基親王の王子で、おそらく河内の弓削氏の腹に生れた者であったであろう。
山脈南方ニ
施テハ下野国足尾山庚申山ニ連リ、東方ハ日光山ニ連ル。
我近傍ニ一州ノ地ヲ占メ、其州内ニ元来英国寛裕ノ法律ヲ廃シテ自主自裁ノ政ヲ
施シ、漸ク其境堺ヲ広メテ、遂ニ其例ヲ以テ我諸州ヲモ独裁ノ政治ニ属セントスル為メナリ。
「どうぞあなたのお芳志をお
施こしなされてくださいまし」
身躰四肢必らずしも人間の運作を示すにあらず、別に人間大に
施為するところあり。
名家が禮官に出でたと云つても、公孫龍や惠
施の學が禮官とは餘り關係が薄いし、二氏の學はむしろ墨家の末流である。
眞正の運動者があれば、短時日の間に、人民の大多數に、その限られたる適用の方法を實
施することが出來る。
今は亡き、そのお袋というのは官吏の細君で、ひどく気だての優しい女であったが、然るべく赤ん坊に洗礼を
施こそうと考えた。
支那の記録にはミシアといふ言葉に、彌尸訶(『貞元新定釋教目録』)、彌
施訶(大秦景教流行中國碑)または彌失訶(『佛祖歴代通載』)などの漢字を充てて居る。