吾人は戦争熱の高低如何に関せず、世上の
景気の如何に関せず、依然として主義の為めに尽し得ることを喜ぶ、刻一刻に吾人の運動の歩を進め得ることを喜ぶ。
……
景気もよし、見ているうちに値が出来たが、よう、と云うと、それ、その鯛を目の上へ差上げて、人の頭越しに飜然と投げる。
景気の好いのは、蜜垂じゃ蜜垂じゃと、菖蒲団子の附焼を、はたはたと煽いで呼ばるる。
が、こうした事に、もの馴れない、学芸部の了簡では、会場にさし向う、すぐ目前、紅提灯に
景気幕か、時節がら、藤、つつじ。
とりわけて女の師匠は自分の花見の
景気をつけるために、弟子以外の団体を狩り出さんとして、しきりに運動中であるらしい。
狂言は二日がわりで、はじめの二日は盆前のために
景気もあまり思わしくなかったが、二の替りからは盆やすみで木戸止めという大入りを占めた。
そして、みんなは競ってその上にも
景気をよくしようと思い、儲けのあまりを惜しげもなく使って店を飾り立てた。