さておしまいに、手元に
書きとめてある凧の句を二ツ三ツ挙げて見よう。
一揆の時は大村の牢舎にゐたのであるから、人の話を
書きとめたもので、そのことだけでも割引して読まなければなるまいと思ふ。
今の間に、小説家などが、もつと
書きとめて置いてくれゝばと思ふ。
ただ、解らないこと、或はいろいろな疑いが私の話で起った場合には、ちゃんと
書きとめて後で質問してほしい。
「そこに帳面と硯があるので、原籍と姓名を
書きとめておいて、向うの長屋で休むといい」
藤村君のこれまでの文壇的生涯を時代わけにして、みんなが分擔して書きたいことを
書きとめておくのもよい企である。
そうなるとまた、そうして
書きとめておいたのが一つふえ二つふえしていつかしら一冊の御本にまとまるようになったのでしょう。
家に帰らば世の人々にも告げて、君が情け深き挙動言い広め、文にも
書きとめて後の世の人にも君が名歌わさばやと先の旅客言いたしぬ。