本論一節の如く「意識しつゝある力」即ち「現在働きつゝある力」を中心としなければ「時間」は成立しない。
そこで、早速、
本論にはひりますが、今日までの「新劇」といふものは、大体、その結果から見て、一つの役割を果したといつてよいのです。
随分廻りくどいことを並べて来たが、いよいよ、
本論にはひることにする。
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本論は次号にうつりて、我が畏敬する天知子と愛山生の両兄によりて評論界を騒がしたる「遊侠」の問題に入り、更に「粋」といふ題目に進みて卑見を吐露すべし。
附録の諸篇は、僕が折にふれて種々の雜誌に出した演説、論文等の中から、
本論の不備を補ふに足る分だけを寄せ集めたのである。