挽物細工の玩具などを買って帰ろうとすると、町の中ほどで赤い旗をたてた
楽隊に行きあった。
道の四辻には
楽隊の飾屋台が出来、人々は其のまわりで見付け次第の相手を捉えて踊り狂った。
或は陸海軍々
楽隊の出動を要請するが如きは最も効果的であらう。
父親が、ゲジ/″\よりも、大嫌ひな赤い帽子を冠つて、
楽隊附で神様を売歩く西洋坊主。
誰だったかなと思う時には、もうわが赤い木馬の前へ、
楽隊の連中が現れている。
お囃子をのせたり
楽隊をのせたりした船が、橋の下を通ると、橋の上では「わあっ」と云う哂い声が起る。
へたな
楽隊を一日のうちにじようずにすることは神さまだつてできることではない。
注意して見ると、
楽隊のメンバーにはアフレコ・ダビングでかねてなじみの顔ばかりである。
おまえさんは、夜の音楽ならお手のものだろう、町の
楽隊につかってもらえるぜ。