後に、陰陽道の
様式が這入つてから、祓への前提として、神が現れる様にもなつた。
とある八尋殿は、構への上からは殿であるが、
様式からいへば、階上に造り出したかけづくりであつた、と見て異論はない筈である。
素朴な意義は、神の意思の存在を古代生活の個々の
様式に認めて言ふのであつた。
時代劇だからといつて、常に歌舞伎の「せりふ廻し」をしなくてもよいが、せめて悪写実を離れた
様式化がダイアローグのなかにもほしい。
人物の扮装は、できるだけ
様式化したものでありたい。
しかし見方によつては鋼の螺線で作つたルネサンス式の図案
様式の扉にも思へた。
原作の会話は、勿論、所謂「田舎言葉」の写実ではなく、十分
様式化され、洗煉され、詩化された独得のスタイルであるからさういふ味も訳語のうちに現はしたい。
コノ理由ハマダ自分デモハツキリワカラナイガ、オソラクヒラガナヲ構成スル線ガアマリニ不規則ナタメ、一定ノ法則ニ従ツテ
様式化スルコトガ困難ナセイダロウト思ウ。