横顔さん の例文

プロフィール・プロフィル 等の意味を持つ「横顔さん」の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→横顔

「横顔さん」の書籍での例文

何、黒山の中の赤帽で、そこに腕組をしつつ、うしろ向きに凭掛っていたが、宗吉が顔を出したのを、茶色のちょんぼり髯を生した小白い横顔で、じろりと撓めると、
そしてもう一つ奇妙なことに、その鍵の握り輪の内側が、丁度若い女の横顔をくりぬいたような形になっていた。
その婦人は電車の発着に従って人は変るけれど、其の美しさと、何となく物淋しそうな横顔については、どの女性についても共通なのであった。
この異状というのは、カードを持った右側の人の横顔がちがっている。
もっとも後は向いたと云う条、地味な銘仙の羽織の肩には、崩れかかった前髪のはずれに、蒼白い横顔が少し見える。
僕はいつか西廂記を読み、土口気泥臭味の語に出合った時に忽ち僕の母の顔を、——痩せ細った横顔を思い出した。
A中尉は彼を見つめながら、もう一度彼の横顔を張りつける場合を想像していた。
渡辺刑事は、口を結んで黙っている下顋の張った同僚の横顔をチラリと見て軽く舌打をしたが、然し対手の気を引き立てるように言った。
回数を積むにつれて私は会場にも、周囲の聴衆の頭や横顔の恰好にも慣れて、教室へ出るような親しさを感じた。
袋棚と障子との片隅に手炉を囲みて、蜜柑を剥きつつ語ふ男の一個は、彼の横顔を恍惚と遙に見入りたりしが、遂に思堪へざらんやうに呻き出せり。

「横顔さん」のオンラインでの例文

頬骨が低くエラもないから横顔に奥行きというものがない。
教科書で習う、持ち前の機転と賢さ、詩歌や故事の知識をもって宮中でブイブイいわす自信満々な清少納言像とは少し違った横顔がかいま見えて好きだ。
頬がふっくら上がり、笑顔がかわいらしく、横顔は憂いを帯び、老いてもなお色香を漂わせる口もと。
デートの帰り際、彼の横顔を見ると私の心の中ではいつも『風詠む季節』がながれる。
男に何か見せたいとタブレットで調べ物をしている女性客の横顔をちらりと覗き見る。
横顔だけ晒す(笑)出し物の歌を歌っている所こちらも会社の先輩の結婚式でした。
僕は不思議とその横顔から目が離すことはできなかった。
 盆や暮れになって田舎に戻った時には、まるで子犬のように曾祖母のあとをついて回り、針仕事や炊事をしている横顔をじっと見つめているだけで幸せだった。
美しい横顔を盗み見ながら、トオルはあえて赤い痕に唇を這わせ、温かい液体を流し込んだ。

「横顔さん」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

輪廓さんプロフィールさんプロフィルさん輪郭さん側面さん半面さんプロフイルさん

「横顔さん」の関連語句

一代記紀伝ライフヒストリーバイオグラフィー伝記

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