此処
の例文
此処 の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。
「此処」の書籍での例文
それから私は、あの空から現れて、静に其処
此処
をさまよひ歩く、丈の高い、腕の白い、女子たちも怖うございます。
春の心臓
芥川竜之介
此処
からはもう近い。
国貞えがく
泉鏡花
「僕は
此処
で書籍を読むの自由を持て居ます。
運命論者
国木田独歩
成吉思汗が、甘粛省のトルメカイで死んだというのみで、その後彼の墓がいずこか分らないのも、おそらく
此処
へ運ばれたのではないかといっている。
人外魔境
小栗虫太郎
間もなく汽車は蕭条たる一駅に着いて運転を止めたので余も下りると此列車より出た客は総体で二十人位に過ぎざるを見た、汽車は
此処
より引返すのである。
空知川の岸辺
国木田独歩
此処
は立派な寺やんどの。
南蛮寺門前
木下杢太郎
悲しみ、汝こそとこしへ
此処
に朽ちて、
詩
石川啄木
唯
此処
は板敷で、中央に拡げた方一間あまりの古絨毯の外には、一枚の畳も敷いてはない。
漱石山房の秋
芥川竜之介
勝「冗談じゃアねえぜ、生空ア使って、悠々とお前
此処
に坐って居られる義理か」
根岸お行の松 因果塚の由来
三遊亭円朝
武「是は御家内か、私も酒が嗜きでな、
此処
を通る度に御亭主が飲んで居る、今一寸買物をして見ると矢張飲んで居て羨しく遂やる気になりました」
政談月の鏡
三遊亭円朝
「此処」のオンラインでの例文
此処
で私は考えつきました……、私は今腐っていても物書きです。
千里 望
此処
はお山が大き過ぎて蔭をうんと蔓延はびこらせるものだから、それでなくとも少ない日照時間が更に短い。
いち
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