沈みごと の例文

沈みごと の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→沈み

「沈みごと」の書籍での例文

——私はいつかうとうとと浅い眠に沈みながら、それでもまだ腹の底には水のような春寒が漂っているのを意識した。
そと貴船伯に打ち向かいて、沈みたる音調もて、
それから太陽が沈み、涼しい夜の空気が栗の木蔭に漾つた時、二人は其処に坐つてゐた。
おれは石のやうに水底へ沈みながら、数限りもない青い焔が、目まぐるしくおれの身のまはりに飛びちがふやうな心もちがした。
が、本はおのづからもの憂い影の中に沈みはじめた。
我が喰み啣める泥土と融け沈みぬ。
心は氷のように冷たく、うち沈み、いたみ、——どんなに想像力を刺激しても、壮美なものとはなしえない救いがたいもの淋しい思いでいっぱいだった。
高い蝋燭は虚無のなかへ沈み、その炎もすっかり消えうせてしまった。
昆布岳の斜面に小さく集った雲の塊を眼がけて日は沈みかかっていた。
——都会は靄の底に沈み、高い建物の輪郭が空の中に消えたころ、上層の窓にともされた灯が、霧の夜の灯台のように瞬いていた。

「沈みごと」のオンラインでの例文

感覚的に、力を入れた時に潜水艦が沈む方が自然だと判断し、力を入れると深い深度に沈み、力を抜くと浮力で自然に浮き上がるという動きにしました。
永き眠りに就く前  S20号  アクリル画太陽が東から昇り西に沈み、そして月が現れる1日。
ふかふかの降りたての雪を見て、芯から冷える寒さで沈みゆく気分が持ち直した。
会うと気持ちも変わるかもしれないと思って、久しぶりに会っても彼はやっぱり楽しくはなさそうで、一緒にいる私も気分が沈み、ついつい口調も強くなる。
左足をやや伸ばし気味にして重心のためを低くとり、しなるような右腕のボールはグラウンドすれすれまで沈み込む。
 アレクロス王子は王宮のバルコニーに立って、沈み行く夕日を眺めていた。
15時過ぎには日が沈み、最近は寒くて暗い雨の日が続いています。
それが沈み、吸収されるのを僕は待った。
ある日の夕方、僕の足元から伸びる影は太陽が沈みかかっていたため、路地の奥に長く伸びていた。
極上の羽根布団に悠々と沈みこむ。

「沈みごと」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

分銅ごと錘ごと風鎮ごと沈子ごと

「沈みごと」の関連語句

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