東沃
沮の俗新死者を仮埋めにし、皮肉尽くるを以て骨を取って木槨中に置くと魏志にある。
しかし、いまではその機運もなく……
沮喪にかさね、最後の十二巻目が来てしまったのである。
しなければならぬと思ひながら、それが実際には不可能だといふことぐらゐ意気を
沮喪させるものはない。
だがこんな誘ひの手も、スカダモーア氏の心をそゝり立てるどころか、却つてその勇氣を
沮喪させて、益※しり込みをさせるばかりであつた。
山寺名勝志に據れば、大師は、最上川の御殿と稱する處を開鑿して瀦水を排し、
沮洳卑濕なる村上四郡を耕田と爲せり。