波紋 の例文

波紋 の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「波紋」の書籍での例文

あなたの二階の硝子窓おのずから明るくなれば、青簾の波紋うつ朝風に虫籠ゆらぎて、思い出したるように啼出す蟋蟀の一声、いずれも凉し。
陽射しを受けた部屋の畳に、沖の波紋が透明な模様を描きながら、終日ゆらゆらと揺らめいてゐるのです。
兵器廠設置の案はとにかくとして、士族の特権だった兵事の権を、その士族の手から奪いとろうとした国民皆兵主義の提案は、忽ち全国へ大きな波紋を投げかけた。
波紋もさう遠くへ送る力は無い。
あらゆる世相の波紋は、あらゆる人間の「役不足」から生じてゐる。
第一はその人物の意外な反面を識り、第二にはその人物と周囲との関係に新たな波紋を投げかけることになるからである。
見張りの交代もほど間近とみえ、魚油をともす篝の火が、つながり合いひろがり合う霧の中を、のろのろと、異様な波紋を描きながら、上っていくのだった。
徳二郎は堤を下り、橋の下に繋いである小舟の纜を解いて、ひらりと乘ると今まで靜まりかへつて居た水面が俄に波紋を起す。
徳二郎は堤をおり、橋の下につないである小舟のもやいを解いて、ひらりと乗ると、今まで静まりかえっていた水面がにわかに波紋を起こす。

「波紋」のオンラインでの例文

等高線の円形の集まりは、まるで山頂から波紋が広がっていくようです。
そうやって筑紫珠楽という一人の和太鼓奏者が奏でた一つの祈りが蓮池の水面の波紋のように大きく広がっていくことを願ってやみません。
波紋にはしない、と恩師は言い、でも、師弟関係としては上手くやってたよねと恩師が言った時、何となく肩の荷が降りた。

「波紋」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

センセーション旋風波乱

「波紋」の関連語句

熱血気勢興奮高ぶり亢奮昂奮昂ぶり

©2025 ALCL Media Div. All Rights Reserved

〒160-0021
新宿区歌舞伎町 2-25-8 エコプレイス新宿ビル 124
ALCL メディア事業部