浮び出る の例文

浮び出る の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→浮ぶ

「浮び出る」の書籍での例文

記憶を手繰つて行くと、悲しいその夜に、父の語つた言葉がまた胸に浮ぶ
——このお話をすると、いまでも私は、まざまざとその景色が目に浮ぶ
けれども思へばその気持もまた莫迦らしく、かうして互ひ違ひに胸に浮ぶことを打ち消すさまは、ちやうど闇の夜空のネオンでせうか。
「言葉」の音と意味とが、何れともつかず渾然と同化して、瞬間瞬間の「幻象」を繰りひろげ、その幻象が、刻々生命の象徴として視覚的に浮び出るのだ。
一種の異臭の幽かに浮び出るを敏くも感覚した長次は、身体の痛みも口惜しさも忘れ、跣足のまゝに我家へ一散走り、
ことに、越中褌一つで、その前ごをキチンと三角にして、すっぱだかで菜園の中に立っている姿が、今も私の目の前に浮ぶ
※南田はこう言いながら、かつて見た沙磧図や富春巻が、髣髴と眼底に浮ぶような気がした。
※瑰の芳烈なる薫か、ヘリオトロウプの艶に仇めいた移香かと想像してみると、昔読んだままのあの物語の記憶から、処々の忘れ難い句が、念頭に浮ぶ
この水を利用して、いわゆる水辺建築を企画するとしたら、おそらくアアサア・シマンズの歌ったように「水に浮ぶ睡蓮の花のような」美しい都市が造られることであろう。
よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

「浮び出る」のオンラインでの例文

「浮び出る」の現代の例文は見つかりませんでした

「浮び出る」の他の表現

日常的に使用されていない形のものも列挙します。実際にその使用されているかは、クリックして例文を確認してください

浮き上がる起きる浮き出る浮き出す浮ぶ浮かび上がる生ずる浮上がる浮かぶ

「浮び出る」の関連語句

上がる昇る上昇上る上ぼる登る

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