黒葛は物を纏く為であり、木綿はとり垂でゝ神に
献る物である。
愛護一部始終を語ると、敬ひ畏んで、臼の上に小板を敷き、荒菰を敷いて、米を賀茂の流れで七度清めて、土器に容れて
献る。
全部二十六巻を談故、談
献、談芸、談異の四項に分けてありまして、談異はその七巻を占めて居ります。
心
献に、輓近の美俗を尊重するつもりはないのだけれど、こう物価が鰻のぼりにのぼってきては、思う存分飲む訳にはゆかないからである。
ルナアルは、この書を、その二人の子供、息子フアンテツクと娘バイイ(共に愛称)とに
献げてゐる。
一、かういふ女性がかういふ事業にこれほどまでに一身を
献げてゐるといふ驚異的な事実はまづ措くとして、
謂はゞ此は、神輿洗ひであり、麓川の贄を
献る事を職として居たものであつたらしいのである。
私は兎に角、可憐なさうして手ごろの小さい抒情小曲集を、私のなつかしい人々の手に
献げたいと思つて、なるべく自分に親しみの深い、穉い時代の「思ひ出」を茲に集めた。
舒明天皇が、宇智野、即ち大和宇智郡の野(今の五条町の南、阪合部村)に遊猟したもうた時、中皇命が間人連老をして
献らしめた長歌の反歌である。