この丸薬は一粒飲むと一年、二粒飲むと十年、三粒飲むと百年、四粒飲むと千年、五粒飲むと一万年
生き延びるのです。
それまで、豊臣恩顧の大名の死ぬのを待っていたなど云うが、しかし家康だって神様じゃないし、自分が七十三迄
生き延びる事に確信はなかっただろうと思う。
「切符切り」でパチンとやるというような、児戯に類した空想も、思い切って行為に移さない限り、われわれのアンニュイのなかに、外観上の年齢を遙かにながく
生き延びる。
「わしは命あって七十九のきょうまで
生き延びたが、あまり長生きをし過ぎた。