これだけでも
眩くばかりなるに、蹈む足許は、岩のその剣の刃を渡るよう。
マヱフ(?)と見えるのは、目酔ふと解したものか、
眩く(めくるめく)のまよふであらう。
或場処は路が対岸に移るようになっているために、危い略※が目の
眩くような急流に架っているのを渡ったり、また少時して同じようなのを渡り反ったりして進んだ。
そうしてそれと共に、
眩く日を反射した、幅の広い向うの軍刀が、頭の真上へ来て、くるりと大きな輪を描いた。
或場処は路が対岸に移るやうになつてゐる為に、危い略※が目の
眩くやうな急流に架つて居るのを渡つたり、又少時して同じやうなのを渡り反つたりして進んだ。