それからこの「うなり」を、凧よりも長いのを付けると、昔江戸などでは「おいらん」と
称えて田舎式としたものである。
その美しき花の衣は、彼が威霊を
称えたる牡丹花の飾に似て、根に寄る潮の玉を砕くは、日に黄金、月に白銀、あるいは怒り、あるいは殺す、鋭き大自在の爪かと見ゆる。
人に、鳥博士と
称えられる、聞こえた鳥類の研究家で。
膚の白さも雪なれば、瞳も露の涼しい中にも、拳って座中の明星と
称えられた村井紫玉が、
先刻も一度その(北国一)を大声で
称えて、裾短な脛を太く、臀を振って、ひょいと踊るように次の室の入口を隔てた古い金屏風の陰へ飛出して行ったのがこの女中らしい。
体量も二十一貫ずッしりとした太腹で、女長兵衛と
称えられた。
彼等は、既に中原に覇を
称えて居た信長と、海道第一の家康の連合軍が、敗れ難い陣容と準備とをもって来ったのを見抜いて居た。
増大する窮民はその一揆の口実に徳政を
称え、亦奢侈の結果負債に窮した幕吏も、此の点に於て相応じたのである。
峡間の湯でなくて、多少見晴しが利く位置にあるからの
称えである。
凡そ当今美術とか
称えまする書画彫刻蒔絵などに上手というは昔から随分沢山ありますが、名人という者はまことに稀なものでございます。