当時実に歎ずべきハ伏水にとりのがしし浪人の取落セし書面を以て、朝廷にもぢいて論にかけ、ついに会津人陽明家をなじり此郷御
立腹など在之候よし、したしく聞申たり。
王の前に出まして、シ「図らず放免を仰せ付られ、身に取りまして大慶至極、誠に先頃は御無礼の段々御
立腹の御様子で。
本当に
立腹したらしく、オタツは肩で息をして凄んでいる。
こういう落語家のような奴がいるから将来の日本はまことに希望がもてないと云って、批評家の先生は大の御
立腹であった。
大して御
立腹もあるまいけれども、作がいいだけに、瞬もしたまいそうで、さぞお鬱陶しかろうと思う。
某は心中深く
立腹して、他の事にかこつけて雲飛を中傷し遂に捕へて獄に投じたそして人を以て竊に雲飛の妻に、實は石が慾いばかりといふ内意を傳へさした。
下野眞間田へ運搬すべきを下總の眞間に誤つたとの言ひ開きも通らず、檢視が來たるに先立ち、此の弘法寺の石段で
立腹を切つた。