お夕飯がすむと、坊さんは炉端に座って、たき火にあたりながら、いろいろ旅の話をしますと、おばあさんはいちいちうなずいて聞きながら、せっせと
糸車を回していました。
女達は、自から
糸車を廻わして、糸をつむぎ、機に織って、それを着たのも珍らしくなかった。
そこで、その日さっそく、国じゅうにおふれをまわして、たれでも、
糸車につむをつかうことはならぬ。
それで、ひとしきり片づくと、むすめは、本をよんだり、ハープシコードピアノに似た昔の楽器をならしたり、
糸車をまわしたりしました。
こびとは、ゆびわをもらうと、また
糸車をぶるるん、ぶるるん、まわしはじめました。