「終合切」の例文

「終合切」の書籍での例文

其上己の戒行の終と心願の成就とも、今は目の前に迫つてゐる。

春の心臓

芥川竜之介

これでこの話はお終いに致します。

幻談

幸田露伴

投げつけられるたびに、身体をもがく勢いが弱くなって、終いにどんなに強く投げつけられてもびくともしなくなる。

三浦右衛門の最後

菊池寛

ミルトンの詩を高らかに吟じた処で饑渇は中々に医しがたくカントの哲学に思を潜めたとて厳冬単衣終に凌ぎがたし。

為文学者経

内田魯庵

壞れるものを壞し終つた後に嚴然として殘る生活への肯定である。

水野仙子氏の作品について

有島武郎

しかし斯う云ひ去り書き終つたならば、非常に簡単な恋愛解釈をもつて尽きることになりますが、以上は根本の概括を一粒子に搾縮した言論の具象に過ぎません。

恋愛といふもの

岡本かの子

これが導火線、類を以て集り、終には酒、歌、軍歌、日本帝国万々歳！　そして母と妹との堕落。

酒中日記

国木田独歩

さうやつてかなり長い時間かかつて穴の清掃を終へたと思ふと、ジガ蜂は戸外へ飛び去つて行つた。

ジガ蜂

島木健作

葬りが全く終つた後、素戔嗚は急に思ひ立つて、八島士奴美に世を譲つた。

老いたる素戔嗚尊

芥川竜之介

夫は夏の終であったが、彼は、初て出社すると云うのに、白地の木綿絣を着て居るに過ぎなかった。

大島が出来る話

菊池寛

「終合切」のオンラインでの例文

庭の土から土器づくり　～終～

こまめきのこ

終いには「先輩もそうですよね？」なんてことを言ったような言っていないような… 記憶が曖昧ですが、この台詞をこれから何回も繰り返していたのは事実です。

福良

当初作業時間は20分とのことだったが2割くらいしか作れておらず、終礼まで時間いっぱい作成に取り掛かっていた。

猛禽類

それによってスタァライトに留まる理由を失くした彼女たちは上掛けを空へ飛ばし次の舞台へと歩き始めましたとさ──お終い。

ぽらる

存在は知っていたものの、学生当時はバンドの知り合いもいないし、勇気も出ない自分は行かず終いでした。

うぃる

そこを聞きたかった私、まさかのリモートインタビューの必須アイテムであるイヤフォンを忘れたので聞けず終い。

小林厚妃

終合切の例文

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「終合切」の他の表現

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終合切 の例文

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