著者は「滑稽」の二字、我社会の
総べてを形容し得可しとなし、而して其標本はハイカラーなりとし、漫罵冷嘲、縦横翻弄して滔々たる高襟者流をして顔色無からしむ。
それは演技上にも、装束の上にも、
総べてについていふべきことだと思ひます。
万葉びとと呼ぶのは、此間に、此国土の上に現れて、様々な生活を遂げた人の
総べてを斥す。
「心理的飛躍に伴ふ言葉の暗示的効果」——これは、戯曲の存する限り、
総べての劇作家が心血を注ぐべき一点である。
(一)羈旅は舟車客館其
総べてを包羅するのであるが、多くの侶伴のある場合や極めて近距離の旅は別として、大体旅中は沈黙の続く時である。