「繁く」の例文

「繁く」の書籍での例文

私がマラルメを足繁く訪れるやうになつた頃、文学は私にとつて殆んど無意味にしか思はれなくなつた頃だつた。

併し私は病院のほかに辰夫の家庭へも足繁く通はねばならなかつた。

デパートの香水売場で、若い婦人だちの香水撰択の情景が繁くなる。

妻の姉妹は三人もあって、銘々東京で家庭を持っているのですが、彼等の共通の祖母が、私の家へばかり足繁く来るものですからおしまいには、

「それは、被害者の胎龍だけが、繁くこの堂に出入りしていたと云うからね。

街道が大きいので、人どほりがさう繁くないやうに思はれる。

今ではすっかり小原選手の虜になってしまい、小原選手がよく練習しているという「よこやまの道」や「ハセツネコース」には足繁く通うようになったほどなのだが。

美術館来訪数回の私ですら思うところがあったのから、普段から足繁く通う女性が、流行を狙った企業の安易なラベリングを嫌うのも少し分かるような気がした。

銀座の老舗仕立て屋の店主たちが客の好みのボタンを求めて足繁く通う姿を見る。

月3~4回を意識して映画館へ足繁く通う日々を送りました。