なるほど、我々の
老大家も文化勲章をもらった方がいるが、そういう新製品はとにかく勲何等というのはなくなったと思っていましたよ。
しかしこのご両人は、あまりに
老大家であって、「一群」からは、かけ離れていた。
それで、この日は楳嶺、鉄斎、景年、それから内海吉堂、望月玉泉等の
老大家や、その頃まだ若かった栖鳳、春挙という人々が集まってこの参考品を鑑賞したものでした。
最近私の眼にふれたのは、たしか、ポオル・ブウルジエといふ
老大家が勲一等になり、スゴン・ヴエヴエル夫人といふ若くない女優が勲一等になつた時がある。
歴史小説の
老大家T先生を赤坂のお宅に訪問して、江戸のむかしのお話をいろいろ伺ったので、わたしは又かの半七老人にも逢いたくなった。
老大家の風俗小説らしく昔の夢を追うてみたところで、現代の時代感覚とのズレは如何ともし難く、ただそれだけの風俗小説ではもう今日の作品として他愛がなさ過ぎる……。
十五歳にして七十歳の
老大家のような枯れた絵をかいたら、それこそおかしいし、そのような絵は、無価値であると言っていいのです。