幽霊を人間の味方にし親友としたゴーゴリは、幽霊に誰より怯えた
臆病者でもあつたのであらう。
ああ、しかし、そんな内気な
臆病者こそ、恐ろしい犯罪者になれるのだった。
しかもそれから又十日と経たないうちに、強い人々もいよいよ
臆病者の仲間入りをしなければならないような事件が重ねて出来した。
臆病者といふのは、勇氣の無い奴に限るものと思つて居つたのは誤りであつた。
ほかの子供らは、みな犬といっしょになって遊んでいましたのに、その子供だけは、どういうものか
臆病者で、犬を見ると怖がっていたのです。
臆病者というのは、勇気の無い奴に限るものと思っておったのは誤りであった。
その上
臆病者で、言いたいことも言わずにすますような質でした。