尻の方に緑色の海藻がついて簑のやうに見え、この大亀を一層神秘的に、また
荘重に見せるのである。
善言・美辞を陳ねて、
荘重な呪言の外形を整へ、遺漏なく言ひ誤りのない物となつたのは、此神の力だとする。
それも此の楽器特有の潮の湧き起るような
荘重なのではなく、稽古でもして居るらしく、唯たど/\しくぽん/\いうだけの音である。
樗牛がニイチエから日蓮に行つて、アフオリスメン風の文を書いてゐるとき、梁川は
荘重で佳麗な見神の文章なんかを書いてゐる。
彼の高厳
荘重なるミルトンまでも一度は此轍を履んとし、嶢※豪逸なるカーライルさへ死後に遺筆を梓するに至りて、合歓団欒ならざりし醜を発見せられぬ。
然れども※し夫れ、彼にありて極めて高潔、極めて
荘重なる事業と認むべき者あらば、吾人は邦と邦との隔離を遺忘するに躊躇せざるなり。
森の
荘重なささやきとその巨大な呼吸とがそれを包んでいる。