こういう
虚弱児童には才気が恵まれているのが普通であるが、彼はその方にも縁がなかった。
俺は痩の
虚弱ではあるけれど、やッと云って躍蒐る、バチッという音がして、何か斯う大きなもの、トサ其時は思われたがな、それがビュッと飛で来る、耳がグヮンと鳴る。
私は一年にたった二度、わたしの年老いた
虚弱な母に逢いに行くばかりで、私とほかの世間との関り合いというものは、全くこれだけのことしかなかったのであります。
また暑中休暇の期間だけ、閑静な処にて自然に親しませることは、
虚弱な児童等にとって必要なことである。
虚弱なる人のみ之を病むべきか、健全なる人之を病む能はざるか、無學之を病まず却つて學問之を引由し、無知之を病まず、知識あるもの之を病む事多し。
わが生、素と
虚弱、加ふるに少歳、生を軽うして身を傷りてより、功名念絶えて唯だ好む所に従ふを事とす。
両親は、気が弱く、私自身と同じような生れつきの
虚弱に悩まされていたので、私の特徴となったその悪い性癖をとめることはとてもできなかった。