「見失う」の例文

「見失う」の書籍での例文

霞たつ暖い日で、山は空と溶け合うて、ややともすればその輪廓を見失うほど、杳かに、そして幽かなものであった。

彼女を見失うまいと焦り乍ら、

月が明るいので見失う虞れはないと、元八も最初はわざと遠く距れていたが、往来へ近づくに従って彼は足を早めた。

人間は、善美の理想に向って、克己奮闘する時こそ、進歩も向上も見られるけれど、雷同し、隷属化された時は、自分自身の行くべき道すら見失うものであります。

そして私はその中に現実の私自身を見失うのを楽しんだ。

九剣士自担を見ようと意気込むも、みんな暴れるから見失う。

目を離すと、どこに行ってしまったのか見失うくらい、本当にずーっと動き回り、「帰る」ことがなかなか出来ないのです。

『結果』だけを求めていると、人は近道をしたがるものだ…近道した時『真実』を見失うかもしれない。

他人と心配してればしてるほど自分を見失う癖が抜けませんね。