覗く の例文

覗く の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「覗く」の書籍での例文

先住の室が自ら其身を封じたる一室は、不開室と称へて、開くことを許さず、はた覗くことをも禁じたりけり。
夢中でぽかんとしているから、もう、とっぷり日が暮れて塀越の花の梢に、朧月のやや斜なのが、湯上りのように、薄くほんのりとして覗くのも、そいつは知らないらしい。
上野行、浅草行、五六台も遣過ごして、硝子戸越しに西洋小間ものを覗く人を透かしたり、横町へ曲るものを見送ったり、頻りに謀叛気を起していた。
くめ子は小女の給仕振りや客席の様子を監督するために、ときどき窓から覗く
天井から下りて来ていたのは、この事務所の応接室を覗く潜望鏡のような眼鏡と、その話をききとる電話とだった。
お志万は丸ぽちゃの色白の娘で和服好み、襟元はかたくしめているが、奥から覗く赤い半襟がよく似合う。
取り付きの角の室を硝子窓から覗くと、薄暗い中に卓子のまわりへ椅子が逆にして引掛けてあり、塵もかなり溜っている様子である。
目黒の筍売、雨の日に蓑着て若柳の台所を覗くも床しや。
木崎は自分の心の底を覗くように、レンズを覗いた。
外を覗くと、うす暗いプラツトフオオムにも、今日は珍しく見送りの人影さへ跡を絶つて、唯、檻に入れられた小犬が一匹、時々悲しさうに、吠え立ててゐた。

「覗く」のオンラインでの例文

青い麻のハーフパンツから覗く膝小僧に西瓜の種を落としたこと。
でも時折、笑顔の中に、どこか、遠くをみるような、いや、人の心の奥を覗くような顔をするときがあるのが印象深い。
「見て見て!!」夫は何事かとPCを覗く
さらに、珍しげにこの街を動き回り、好奇心の赴くままに覗くわたしの姿はかなりに目立ったに違いない。
可愛いけど、ひとつひとつ穴を覗くのはひぇ〜となる。
座布団の上に座っているのはどう見たって「おじいさん」なのに、ひとたびはなし始めれば、しなやかな女性の、抜き襟から覗く細い頸(うなじ)が見えるようだった。
 キャッチャーの北村邦夫が沢田の眼を覗く
本番を終えて、Twitterを恐る恐る覗くと、凄い嬉しいお言葉ばかりでびっくりしました。
夜中に正気を失った元后妃達が窓から覗くシーンがインパクト強かった、あれはホラーですね。
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「覗く」の関連語句

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