ところが、灯台下暗しで、鍋島肥前守斉正の夫人盛姫つまり将軍家定の叔母が、七面鳥を飼っているのを、家来の誰かが聞き知って
言上した。
「御所様から、大坂表へ御出陣あるよう御懇篤な御依頼の書状が到着いたしました」と、
言上した。
清八は取り敢ず御鷹匠小頭より、人を把るよしを
言上しけるに、そは面白からん、明日南の馬場へ赴き、茶坊主大場重玄を把らせて見よと御沙汰あり。
やがてのことに、ご奏者番からご老中職へ、ご老中からご公方さままで、道々のご警備その他ぬかりのない旨、ご
言上が終わると、
二十四日、三室戸様に伴われ、皇太后様御滞在中の御所へ、上納の御挨拶を
言上に上がりました。
そのやうなことは澄見からをとつひの内に
言上されたものを。
但、万一記し洩れも有之候節は、後日再応書面を以て
言上仕る可く、先は私覚え書斯くの如くに御座候。