中や表紙の図案を流用しながら、自分の意匠を加えて、画工に描き上げさせ、印刷屋に印刷させて、問屋の
註文に応じていた。
のみならず途中の兵糧には、これも桃太郎の
註文通り、黍団子さえこしらえてやったのである。
「そりゃあむずかしい御
註文だ」と、老人は額を撫でながら笑った。
下寺町の広沢八助に入門し、校長の驥尾に附して、日本橋筋五丁目の裏長屋に住む浄瑠璃本写本師、毛利金助に稽古本を
註文したりなどした。
芭蕉は俳書を上梓する上にも、いろいろ
註文を持つてゐたらしい。
一體誰彼といふ中に、さし急いだ旅なれば、
註文は間に合ず、殊に少い婦人なり。