気をつけていぬと、わからぬほど浅い、が最初の鞍部に出るまでは、右へ右へと取って行けば、道を
誤る事はあるまい。
その時先生を見
誤りしは、当時先生の面の色黒からざりし為なるべし。
さういふ意味で、余程しっかりと腰を据ゑないと、却つて国民を
誤ることになると、僕自身は考へてゐるのです。
その霧が目の前にあることが分っている人には、恐ろしくもなんともないが、それを知らない人はその巨人の姿がはるか向うの空間にあると思うと、莫迦に大きく見
誤るのだ。
故に事業を以て文人を論ずるは、其真相を
誤るの恐なき能はず。