この健全とは合理的だといふことで、自己破壊がなく、肉体的な
論理の思考がない代りに、型の
論理が巧みに健康に思考しているといふ意味なのである。
この作者は、よいトリックをもち、性本来ケレンがなく、
論理的な頭を持っているのだが、つまり、読者に提出して行く工夫に、策が足りなかった。
私は此民族
論理の展開して行つた跡を、仔細に辿つて見て、然る後始めて、真の神道研究が行はれるのであると考へる。
——その承知しない云い草が、また大に
論理的なんだ。
また生の必然の
論理は、生の拡充を障礙せんとするいっさいの事物を除去し破壊すべく、われわれに命ずる。
言語文章を似て、彼等は、人生の
論理を追求して行つた。
雨夜の品定に現われた女らしい
論理が、いかにもそれに相応した言葉で、畦織のように示された所を見れば、これは殆ど言文一致の文章かと察しられる。
人生観の根本問題に於て、伯と説を異にしながら、その
論理上必須の結果たる芸術観のみに就て賛意を表さむと試むるも難いかな。
しかも作家のつける折紙のほうが、
論理的な部分は、客観的にも、正否がきめられうるから。