牧野さんは
貧乏だつたが、使ひ切れない分量の収入があるならとにかく、純文学の最大の流行作家程度の収入なら、恐らく同じ程度に
貧乏だつたに違ひない。
ところが不幸にもあの時分、俺等はヤケに
貧乏だったものさ」
即ち、これあるは其の国の余裕を示す所以で、勤勉な国民に富んで居るのは、見ように依ってはその国が
貧乏だからである。
隊員永倉新八こと、杉村義衛翁(大正四年まで存命)の語り誌すところに依ると、総勢十三名の新撰組も、初めはひどく
貧乏だつた。
その子はとてもきれいなかわいらしい子でしたけれども、
貧乏だったので、夏のうちははだしであるかなければならず、冬はあつぼったい木のくつをはきました。