ダア以外の露西亜語を知らない僕は勿論十二箇国の言葉に通じたT君に翻訳して
貰うほかはない。
この手紙は印度のダアジリンのラアマ・チャブズン氏へ出す手紙の中に封入し、氏から日本へ送って
貰うはずである。
犬もとうとう嘆息しながら、黍団子を半分
貰う代りに、桃太郎の伴をすることになった。
「しかしあしたは谷村博士に来て
貰うように頼んで置いた。
ただ彼の知っているのは月々の給金を
貰う時に、この人の手を経ると云うことだけだった。
そこで内供は弟子の一人を膳の向うへ坐らせて、飯を食う間中、広さ一寸長さ二尺ばかりの板で、鼻を持上げていて
貰う事にした。
ついては今日から往来のその方どもに、今は昔の物語を一つずつ聞かせて
貰うて、それを双紙に編みなそうと思う。
煙客翁は先生の手簡を
貰うと、すぐに潤州へ出かけて行きました。
なれど「ろおれんぞ」は唯、美しい顔を赤らめて、「娘は私に心を寄せましたげでござれど、私は文を
貰うたばかり、とんと口を利いた事もござらぬ」と申す。
と諦めてしまうと、時経ってから不意と田舎などから、自分が買いたいと思った品とそっくりな反物を
貰う事などがある。