主婦の心がけ次第で、第一日は地方色豊かなお国風雑煮、二日目からは東京風の贅沢な、
賑わいのある楽しいもの、というようにすれば、家族に喜ばれること請け合いだ。
しかもこの好天気であるから、市中の
賑わいはまた格別で、表通りには年始まわりの人々が袖をつらねて往来する。
春などは円山も人で
賑わいますが、この鈴木社中画会の看板をみて、入ってくる人がかなりあったものです。
おりから春、桜花の盛り、所は浅草観世音境内、その頃にあっても江戸一の盛り場、しかも真昼で人出多く、
賑わいを極めている時であった。
毎日少ない日でも三、四十人、多い日には七、八十人の釣り手が湖上に右往左往して大した
賑わいである。
小松の温泉に景勝の第一を占めて、さしも
賑わい合えりし梅屋の上も下も、尾越しに通う鹿笛の音に哀れを誘われて、廊下を行き交う足音もやや淋しくなりぬ。
浜は昼間の
賑わいに引きかえて、月の景色の妙なるにもかかわらず人出少し。