五年目の暮れに勤続
賞与として虱の首縊りする様な反物を一反と五寸四方の紙片と二円貰ったきりだった。
日曜一日の休暇は、其の前六日間職業に勉めし
賞与にして、其の後六日間の予備に非ず。
国の大事ぞ、等閑になせそ、もし何者にもあれ天神の難問を能く解き開き得ば厚く
賞与をすべきなりと、一国内に洽く知らしめて答弁を募るに応ずるものも更になし。
成る程女の云うように、生きている頃は、一発銛を撃ち込む度に、余分な
賞与にありついていた。
成績優等のものに対しては、身分に応じて反物や白銀の
賞与が出た。