「途枚」の例文

「途枚」の書籍での例文

林道開拓のため、途に当った古墳は、破毀されたのである。

旦那の牧野は三日にあげず、昼間でも役所の帰り途に、陸軍一等主計の軍服を着た、逞しい姿を運んで来た。

桃太郎は意気揚々と鬼が島征伐の途に上った。

こう云う治修は今度のことも、自身こう云う三右衛門に仔細を尋ねて見るよりほかに近途はないと信じていた。

」と言って暫らく言葉を途切し、気を塞めて居たが、

したがって他人には天国を与えても、——あるいは天国に至る途を与えても、天国はついにそれらの人々自身のものになることはできない。

では、現代に於ける思想家の急務として、この堕落を救済する途を講ずるのには、どうしたらいいのであらうか。

冬の旅人の日暮れて途遠きを思う時、遥かに望みて泣くはげにこの火なり。

恢復の途なく不幸だ。

大いなる完成品に至る途は、小なる完成品あるのみである。

一般的に徒弟の途に進もうと考える者は「入門さえしたらあとはなんとかなる」としか考えないが、実は大きな十字架を背負う羽目になっている事に気付くのは随分先だ。