通り越し の例文

通り越し の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。

「通り越し」の書籍での例文

さっき米原を通り越したから、もう岐阜県の境に近づいているのに相違ない。
彼女はだんだんに気味が悪くなって来て、物取りや巾着切りなどということを通り越して、なにか一種の魔物ではないかとも疑いはじめた。
殊に門弟らに対しては厳格を通り越して厳酷ともいうべき程であった。
旧暦の八月なかばで、朝夕はめっきりと涼しくなったが、きょうは袂涼しいのを通り越して、単衣の襟が薄ら寒いほど冷たい風がながれて来た。
これが化けそうに大きくなると、もう可愛いどころか、憎らしいのを通り越して何だか薄気味が悪くなりますよ。
通り越して、ひょいと向うを見ると、はしなくも目にうつったのは、「易断」と丸提灯に染めぬいた大道易者のささやかな屋台です。
さみだれにかわずのおよぐ戸口かな、という句があるが、これがさみだれを通り越してつゆになったとなると、かわずが戸口に泳ぐどころのなまやさしいものではない。
不機嫌を通り越して毒念ともいふべきものがのた打つて来た。
へい、それが間に合いませんので……火を引いたあとなもんでなあ——何の怨みか知らないが、こうなると冷遇を通り越して奇怪である。
それを見て取ると葉子の心の中はかっとなったが、笑みかまけたひとみはそのままで、するすると男の顔を通り越して、左側の古藤の血気のいい頬のあたりに落ちた。

「通り越し」のオンラインでの例文

わかりやすく、至福~!そんなわけで、前半に書いてきた大変な分を通り越して、もうトータルで役得です。
これといって特筆すべきことのない、平凡を通り越して退屈な毎日ですが、退屈を素直に「退屈だ」と思えるのは、体調が良いからこその幸せだと。
ハンバーガーを食べている、いや貪っている姿は汚らしいを通り越して笑いが込み上げてきます。
プロフィールにも書いたKinKi Kidsは、もはや推しを通り越してライフワークなので、折々にセカンド推しが現れる。
街のライトデコレーションは11月頃から始まり、クリスマスを通り越して、2月頃まで続きます。
さんを「成人式で調子乗って前出てきた人」と表現していじる様子に「すげーー」ともはや笑いを通り越して感嘆しきりでした。

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