逸しごと の例文

逸しごと の例文です。カジュアルな用途・伝統的な用途のそれぞれを知れます。


基本形→逸し

「逸しごと」の書籍での例文

先生の宗匠方のほめ方では足りないので、これは俳句ではなく、人間、文学、といふ立場からとりあげる必要があり、昭和の文学史に逸してならぬ作品だと思つてゐるのだ。
なまじいに助手を雇うと、仕事は容易であるが、助手の個性に左右されて、目的を逸しはしないか、と考えたからである。
私は、他の委員の意見を聴く機会を逸したため、単独の判断で、予選を通過した九篇の作品のうち、「ガラスの靴」を推すことにした。
そしてその話を今だに忘れていないが、人名や地名は今は既に林間の焚火の煙のように、何処か知らぬところに逸し去っている。
それを、あの程度まで逸して、どこに、俳優としての面目があらう。
私は、もう十年以来、演劇に関する意見を発表して来たが、それらは常に時流の眼から逸し去られてゐたやうである。
然し、日本文壇の此の過った新傾向は、実は常軌を逸した従来幾多の新芸術運動の浅薄きわまる新らしさが、人に新らしさの本質を疑わしめた罪による。
その後すぐ、吉田署長さんは、たしか県の刑事部長か何かに栄転なされたので、吉田さんに僕が公開状を書く機会を逸して了つて、未だに残念に思つてゐる。
そして其話を今だに忘れてゐないが、人名や地名は今は既に林間の焚火の煙のやうに、何処か知らぬところに逸し去つてゐる。
彼はまさに「私などよりは遙かに傑れた人々がたくさんいるのにちがいない」と予期したとおり、最も傑れた詩人の一人を逸したわけである。

「逸しごと」のオンラインでの例文

「車」と「車えび」を同一視して漫才をひたすら進めるなど、常軌を逸しているとしか思えないのだ。
あたしは視線を逸したまま、なんですか、と囁く。
時季を逸した感もあるのですが、今回はマトリックスの「名前」について書いて行こうと思います。

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